厚生文教常任委員会 (R7.6.13 AM)
開催概要
- 議事を効率的に運営するため、委員および執行部に対し、簡潔明瞭な発言が求められました。
- 本日の審査は提出事項の通り、6月11日の本会議で本委員会に付託された議案審査が行われました。
議案第50号 令和7年度小田原市一般会計補正予算(所管事項)審査
1. 文化部関係
- 説明要旨(文化部長)
- 旧内野醤油店耐震等整備事業における電気工事の不調に伴う継続費の延長と年割額の変更(18:02):令和8年度まで工期を延長し、令和7年度の所要額を減額。電気工事の入札手続きを速やかに開始し、建築工事の契約変更も今後行う予定。
- ふるさと文化基金積立金(19:40):小田原モラロジ事務所様から5万円、匿名希望者様から30万円の合計35万円の寄付を基金に積み立て。積立額は4億2449万1727円に。
- 地区公民館建設費補助金(20:41):コミュニティ助成事業を活用し、中宿公民館の新築事業費2999万1000円のうち1790万円について助成金の交付決定。小田原市が受入後、中宿自治会に補助金を交付。
- 小田原スポーツ会館改修費補助事業(22:48):老朽化が進む小田原スポーツ会館の大規模修繕に対し、国の交付金を活用して市が支援。令和7年度は1億7216万8000円を計上し、令和8年度までの継続費として総額1億9700万円を設定。
- 質疑
- 鈴木あつ子 委員 (26:05)
- 国の補助金がなかった場合でも、単独で実施するほど優先順位が高かったか。
- 市が支援しない場合、事業協会はどのように対応すると考えるか。
- 補助金によって優先順位が変わってしまうことについて、市の見解は。
- 今回の修繕で何年くらい施設が持つと試算しているか。
- 小田原市には他に準公共施設があるか、また今後修繕が必要になった場合に市が負担することはあるか。
- 公共施設の再配置計画がある中で、この施設を維持する理由、特に柔道や剣道などの代替施設がないことについて。
- 城戸 委員 (33:23)
- 小田原スポーツ会館の改修費について、アスベストの危険性や除去費用が含まれているか。
- アスベスト除去に関する具体的な金額の内訳と、除去工事以外の費用への影響は。
- アスベスト除去工事のレベルと、市民会館との比較について。
- 国の交付金がないと難しいという現状と、仮に除却する場合のアスベストに関する費用の上昇可能性について。
- 今回の改修が市民の安心安全のために良いという市の認識について。
- 大川 委員 (53:39)
- 今後、想定外のアスベストが発見された場合、国の補助金(1/2)は追加で出るのか。
- アスベストに関する検査はどの程度細かく行われているか。
- 神戸 委員 (57:50)
- スポーツ施設整備基本計画におけるスポーツ会館の位置づけは。
- スポーツ会館が修繕できない場合の、他のスポーツ施設の今後の方向性への影響と、今回の改修による全体の整備へのメリットは。
- 楊 委員 (1:00:27)
- 工事期間中の周知方法と、工事期間が伸びた場合の予算の賄い方について。
- 鈴木あつ子 委員 (26:05)
2. 福祉健康部関係
- 説明要旨(福祉健康部長)
- 物価高騰対応支援給付金給付事業(1:03:52):所得税・個人住民税所得割の課税世帯で定額減税に伴う調整給付金に不足が生じる方に差額を支給。また、定額減税対象外かつ低所得世帯向け給付の対象外だった方に1人あたり原則4万円を支給。令和7年10月31日まで申請受付。
- 社会福祉基金積立金(1:09:12):アトリ未来絆高等学校小田原キャンパス様から9万1200円、匿名で1万円の合計10万1200円の寄付を基金に積み立て。積立額は8億5950万519円に。
- 予防接種事業(1:09:55):高齢者等の新型コロナウイルス感染症の発症や重症化予防のため定期接種を実施。令和6年度の接種実績を踏まえ補正予算を計上。対象は65歳以上または60~64歳で基礎疾患を有する方。自己負担金は60~74歳が5100円、75歳以上が3400円。
- 質疑
- 大川 委員 (1:11:42)
- 物価高騰対応支援給付金について、当初給付額との差額が生じた理由と、小田原市だけでなく全国的なものか。
- 元々の給付対象者は何人か。
- 給付される方とされない方がいることについて、住民への説明方法。
- 鈴木あつ子 委員 (1:15:47)
- 物価高騰対応支援給付金の周知方法について、ホームページや広報の活用は。
- 件数の見込みを上回った場合の対応は。
- 申請期限が設けられているが、期限を過ぎた場合のフォローアップは。
- 城戸 委員 (1:18:27)
- 予防接種事業について、自己負担額の設定根拠は。
- 前回の接種実績は。
- 接種のリスクや救済制度の周知方法は。
- 国の補助がなかった場合の自己負担額は。
- 想定されていた母数に対する接種実績は。
- リスク周知の現状と、今後の周知徹底への工夫は。
- 大川 委員 (1:11:42)
3. 子供若者部関係
- 説明要旨(子供若者部長)
- 民間保育所建設費補助金(1:33:26):荻窪保育園の耐震補強等を内容とする大規模修繕にかかる国補助金(1/2)の確保見込みが立ち、市が1/4を補助。総額1億1445万3000円の継続費を設定。
- 橘地域認定こども園整備事業(1:37:09):新築工事完了後の令和8年2月以降、本市の管理となるため、機械警備業務、自家用電気工作物保安業務の委託費、および児童送迎用駐車場整備費用を計上。駐車場は3箇所で22台分を確保予定。
- 質疑
- 大川 委員 (1:39:41)
- 立花地域認定こども園の駐車場確保について、安全対策は。
- 職員用の駐車場はどこを使用するのか。
- 鈴木あつ子 委員 (1:41:48)
- 小田原市内で荻窪保育園以外に50年以上経過している園舎はあるか。
- 荻窪保育園に補助対象が決定した根拠は(要望があったか、補助金がついたからか)。
- 今後の交付金は、待っていれば来るものか、積極的に要望すべきものか。
- 工事中の子供たちの預かりに支障はないか。
- 老朽化による耐震以外の修繕(雨漏り、外壁など)について、市はどのように対応するのか。
- 城戸 委員 (1:46:25)
- 立花地域認定こども園の駐車場について、台数制限がある中で路上駐車などのリスクへの周知は。
- 近隣住民への説明や周知の予定は。
- 大川 委員 (1:39:41)
議案第54号 小田原市私立連携認定こども園条例審査
- 説明要旨(子供若者部長)
- 条例の目的(1:49:33):小田原市立花こども園の設置および管理に関し必要な事項を定める。
- 名称および位置(1:49:57):名称は「小田原市立花こども園」とし、元の下中幼稚園の敷地に設置。
- 入園の資格(1:51:00):小学校就学の始期に達するまでの子供のうち、満3歳以上の子供、および満3歳未満の保育を必要とする子供が対象。
- 入園の制限(1:52:37):周囲の子供への著しい害行為や、心身が虚弱で保育に耐えられない場合など、市長が不適当と認めた場合は入園を拒むことができる。
- 利用者負担等に関する条例の一部改正(1:53:39):市立の認定こども園に関する規定を追加し、基本保育料を徴収できるよう整備。
- 適用(1:54:33):令和8年4月1日から施行。
- パブリックコメント(1:54:40):1件の意見(園の名称に下中という文字を用いるべき)が提出された。
- 質疑
- 鈴木あつ子 委員 (1:54:57)
- 入園の制限規定は全国的なものか、小田原市独自か。
- 市内の他の保育園にも同様の規定があるか。
- 公共の園こそ、課題を抱える子供を受け入れるべきではないかという見解について。
- 鈴木あつ子 委員 (1:54:57)
議案第52号 令和7年度小田原市病院事業会計補正予算審査
- 説明要旨(病院管理局長)
- 資本的収入および支出の予算の補正(1:59:58):
- 企業債の減額(2:00:27):国補助金および補助金が得られたため、9億4940万円を減額。
- 補助金の計上(2:00:53):国補助金9930万6000円(デジタル実装型タイプ1)と、神奈川県地域医療介護総合確保基金事業費補助金8億5000万円を計上。
- デジタル実装型タイプ1(2:01:28):搬送ロボット(薬剤・検体搬送)と患者アプリ(予約表示、診察状況お知らせ、オンライン診療、会計)を導入。
- 神奈川県地域医療介護総合確保基金事業費補助金(2:03:20):新病院における救急医療の強化拡充、がん医療の集約化を目的とした医療機器購入に交付。
- 寄付金の追加計上(2:04:30):市立病院新病院建設基金寄付金として60万円を追加計上。
- 資本的支出の補正(2:05:07):基金造成費として寄付金110万円を追加計上。
- 資本的収入額の不足額の変更(2:05:54):不足額を10億4268万9000円から10億4328万3000円に改める。
- 企業債の限度額の変更(2:07:08):20億5420万円に改める。
- 債務負担行為の設定変更(2:07:29):無新病院機において、遠隔ICUシステム、新病院増部、人工心肺装置を追加し、コンピューターX線断層撮影装置を削除。
- 資本的収入および支出の予算の補正(1:59:58):
- 質疑
- 大川 委員 (2:08:14)
- 搬送ロボットの購入台数は。
- 病院内でロボットが動く際の安全性について。
- 患者アプリのオンライン診療はどのような場合に想定されているか。
- 鈴木あつ子 委員 (2:13:29)
- 新病院への移行に必要なシステムや機器について、優先順位は高かったか(補助金ありきか、要望していたものか)。
- イニシャルコストとランニングコストの削減率について。
- 城戸 委員 (2:16:33)
- (休憩前の質疑のため、詳細は休憩後に持ち越し)
- 大川 委員 (2:08:14)